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2006年 10月 10日
オトくんは人間の手につかまると、もうこれ以上ないというくらいの大ストレス・オーラを炸裂させる。無理矢理にでも掴もうなら、その小さな体をめいっぱい使って、全身全霊で私を拒否する。何よりも「拒否される」というその行為が悲しいと思うそのために、こちらに多少でも余裕がないことには、お互いがものすごくストレスを感じることになって、お互いにとって良くないと思われた。そんな訳で、約2週間の研修の間は特に私自身にまったく余裕がなかったということもあって、オトくんを人間になつかせるためのスキンシップをかなり長いこと怠っていた。…ら、オトくんと人間との距離はますます離れていくばかり。こりゃいかんと思い直して、研修が終わって一段落してから、また無理矢理にでもオトくんのスキンシップタイムを作る努力をはじめた。
ウチに来たばかりの頃に比べると、オトくんはずいぶん力が強くなっている。少し前までは、掴むと壊れてしまいそうなくらいフワフワだった体もずいぶんしっかりしてきて、人の指を噛む力にも遠慮がなくなってきた。ほとんど鳴くこともなかった当時のことがまるで嘘のように、声を張り上げてよくさえずるようにもなった。そういえば、気が付けば彼がウチに来てもう一か月以上が経っている。うわーぼやぼやしていたら、人間になつかないまますっかり成長してしまうではないか。それだけはなんとか避けねば、という思いから、朝と夜の放鳥時の前に必ず一度はオトくんとスキンシップ、を心掛けるようにした。 ところが。毎日毎回同じように彼と接するのだけど、毎日毎回同じように強く拒否されてしまう。人の手から餌を与えてみても、暴れながらヤケクソに食べ散らかした挙げ句、やっぱり同じように「嫌だ嫌だ嫌だ放せ放せ放せガブガブガブバタバタバタ」。なんだかこれじゃ暴れるヘレン・ケラーと彼女を懸命に躾けるサリバン先生みたいだわとかそんなことを思いながら、毎日毎回同じような光景を繰り返す。そんだけ強く暴れて拒否するパワーがあるなら、ちょっとそれを人になつく方向に向けてみさえすればいいのにと思ったりするけれど、それはあくまで人間側の発想で、小さな小鳥の彼に通用する訳もない。 大丈夫大丈夫、恐くないよ、恐くないからさ。 と、やさしくやさしく声をかけながら、 それでもまったくおとなしくなる気配がないとときに 恐くないっちゅーてるやんけ!えーかげんにせーよ! と声を荒くすることもまああったりしつつ(っていうか、それだから恐がられ続けるのか?)、 彼との格闘の日々は続いている。 ↑カメラ目線は上手にできるようになったのにね…。ってか、壁もしっかりカジカジ状態。
by kozakurakyoudai
| 2006-10-10 12:28
| オトくん
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